スキル

チームの一体感を作る方法 – 全員が1つのゴールを目指すために必要なこと

システム開発は1人で構築するのは稀であり、普通はチームを作ります。
このチームが効率よく機能するために必要となるのは「一体感」と考えています。
その一体感を作るための方法について解説します。

一人では達成できない成果を出すためには複数人でチームを作って対応します。

例えば、システム開発がそうですね。

一人ではシステムを作れないのでチームを作り、役割分担して進めて完成させていきます。

このチームで重要となるのが「一体感」です。

複数人が集まったところでチームがバラバラだと成果を出すことはできません。

チームの一体感とは何か

ポイントはゴール設定

先ほど「チームの一体感」が重要と伝えましたが、それはどのような状態を言うのでしょうか。

チームで行動を行うとき、最も成果が出るのは全体のベクトルが一致しているときです。

つまり、全員が同じゴールに向かって進んでいる状態を指します。

例えば、チームで市販のアプリケーションを開発することになったとします。

チームメンバにAさん、Bさん、Cさんの3名がいて、各々の目指すアプリケーションが異なります。

Aさん:最新の技術を用いた斬新な機能があること
Bさん:市場で最もニーズが多く、かつ安定していること
Cさん:とにかく早く、簡単に作れること

この3人が自分たちの考えでアプリケーションを開発した場合、どのような結果になるでしょうか。

意見が合わないため、中途半端なものが出来上がるか、そもそも完成しないかもしれません。

もし「最新の技術を用いた斬新な機能があること」を全員が目指した場合はどうでしょうか。

おそらく結果は変わってくるのではないでしょうか。

全体で1つのゴールを目指している状態が「一体感がある」と言えます。

設定したゴールに導くのがマネジメントスキル

あなたはAさん、Bさん、Cさんを指揮する立場(リーダ)だとします。

全体のゴールを「最新の技術を用いた斬新な機能があること」としたい場合、どのようにBさん、Cさんに伝えるでしょうか。

全員集めて「ゴールはこれです」と伝達すればよいでしょうか。

答えはノーです。

Bさん、Cさんにも考えがあるため、違う目標を設定しています。

それを無視して指示を出したとしても、表向きは従うかもしれませんが納得感を得られません。

人は納得していないことに全力を注ぐことは至難です。

これではゴール設定されていないのと同じです。

では、どうすればゴール設定をメンバに納得してもらうことができるでしょうか。

ゴール設定

合意を得る方法

合意を得るためには、目指すゴールについてメンバと話し合いが必要になります。

まずリーダから設定したいゴールを伝えまが、その時にゴール設定を行った理由や背景を共有します。

これで共感を得られれば良いですが、メンバから違う意見が出ることもあります。

その場合は議論し、良い意見が出たらゴール設定に取り入れていきます。

もしグループの予算目標など調整できないようなゴール設定であれば、その目標を達成するための方法が議論の対象となります。

終わりに

チームの一体感を出すためには、目指すべきゴールをメンバと合意する必要があります。

そのためにはメンバが共感できるようなゴール設定ができるようにチームの目指すべき姿をイメージすることが大切です。

いずれにせよメンバとコミュニケーションを取り、全員が納得したうえで業務遂行できる環境を目指しましょう。